育毛剤に副作用ってあるの?副作用の起きやすい主な成分と症状とは

育毛剤に副作用ってあるの?副作用の起きやすい主な成分と症状とは

シャンプーやふとした時に気になる、抜け毛。気づいていたけれど認めなくなかった、薄毛。

これってもしや脱毛症・・・?

対策したい!と思ったら育毛剤がおすすめです。育毛剤によって、薄毛の改善ができる場合もあり、最近では手軽な価格から様々な商品も発売されているので、使いやすくなっています。

とは言え、効果があると言われるからには、人体に対して何らかの影響が強くあるのが育毛剤なので、副作用があることも考えられます。

ちょっと気になる副作用の内容について、説明していきます。

手軽に手に入る育毛剤にも副作用の恐れ

気になる髪の問題には、薬局などで手に入る市販品からAGAに特化したクリニックで処方されるものに至るまで育毛剤・発毛剤が世の中に色々ありますよね。

男性向け・女性向けもあり、症状や原因に合わせた成分のほか、使用感なども選ぶ基準になりますが、一番気をつけたいのは副作用です。

処方薬だけでなく、市販の育毛剤でも「第1類医薬品」に分類されるものなどは、副作用の恐れがある成分が配合されています。

第1類医薬品とは、処方箋が無くても買える「一般用医薬品(OTC医薬品)」の1つで、一般用医薬品の中で最も副作用が起きる可能性が高い医薬品と分類されています。それだけ、影響が強い=効果が高いともいえるのですが、副作用が起こり得ることは知っておく必要があります。

参照:厚生労働省『一般用医薬品のリスク区分

副作用が気になる4成分

育毛剤に配合されている成分の中で、副作用が心配な成分としてよく話題に上がる成分は4種類あります。

クリニックで処方される育毛剤に配合されている成分では2種類、リアップやスカルプDなどのテレビCMなどで有名な市販育毛剤に配合されている成分では2種類です。

それぞれの副作用についてみてみましょう。

①フィナステリド

市販の育毛剤に配合されておらず、クリニックで処方される内服薬に配合される成分であるフィナステリド。
育毛や発毛のための内服薬としては、国内で初めて認可された成分です。

AGAの直接的な原因となる、男性ホルモン「テストステロン」が体毛を濃くしたり髪の抜け毛を増やす働きのある「DHT」へ転換するのを抑制して薄毛の進行を抑える効果があり、海外では前立腺肥大などの治療にも用いられています。

フィナステリドの副作用

フィナステリドは、ホルモン分泌に作用することで効果を得られる反面、同じくホルモンの影響を受ける部分への副作用が心配されるという側面もあわせ持っています。

具体的には、男性機能の低下、肝機能障害のほか、胃の不快感が挙げられます。

これまでに製薬会社等から報告されている副作用の発生頻度は、性欲減退が5%未満、EDが1%未満、肝機能障害については頻度不明とされています。

また、服用中や服用をやめてから最低1カ月は献血はしてはいけないとされています。

②デュタステリド

デュタステリドの日本国内での認可は2015年と比較的最近で、薄毛治療薬としては新しい成分です。

フィナステリドと同様に、男性ホルモン「テストステロン」が「DHT」へ転換するのを阻害する効果があり、フィナステリドでは海外でしか使用されていない、前立腺肥大の治療にも用いられています。

「日本で内服薬として認可されているということは、デュタステリドの方がフィナステリドよりも効果が穏やかなのかな?効果も副作用も少ないのでは?」という疑問の湧くところですが、デュタステリドはフィナステリドよりも体への作用は強いとされています。

デュタステリドの副作用

作用する対象が同じだけに、デュタステリドでもフィナステリドと同様の副作用が報告されています。

第II/III相国際臨床試験での副作用発現率は、EDが4.3%、性欲減退が3.9%だそうです。EDと性欲減退の発現率は逆転しつつ、全体としてデュタステリドの方が男性機能への影響はやや強い側面があります。

参照:ザガーロカプセル0.1mg/ ザガーロカプセル0.5mg 添付文書

③ミノキシジル

これまで挙げた2つの成分とは違い、市販の育毛剤ににも配合されるミノキシジル。配合されている具体的な商品としては、リアップやスカルプDなどが挙げられます。

また先の2つの成分との違いとして、AGAの進行抑制ではなく発毛にフォーカスされた商品に配合されているのが特徴です。

ミノキシジルは、もともと高血圧治療の血管拡張薬として開発され、後に発毛効果が認められた経緯があります。

ミノキシジルの副作用

外用薬に配合されるだけに、痒みやニキビといった頭皮に現れる副作用が最も一般的です。

その他にもフィナステリドやデュタステリドで報告されていたような男性機能への影響、循環器疾患なども稀ではありますが報告されており、これを受けてリアップは2009年の薬事法改正以降は第1類医薬品として販売されるようになりました。

また、ニキビや痒みといった頭皮に現れる副作用は、日焼けした皮膚への使用やワセリン・トレチノインとの併用による成分の過剰吸収、薬剤の使いすぎが多い原因とされています。

④塩化カルプロニウム

市販の育毛剤に使われる育毛成分で、ミノキシジルほどには副作用が問題視されていない成分です。

育毛・発毛への効果が期待される血行改善効果のほか、胃液の分泌を促す働きから胃腸薬にも使用されます。

塩化カルプロニウムの副作用

「胃腸薬にも使われる」と聞くと、一見平和な成分である塩化カルプロニウムですが、報告されている副作用は、発汗など体温調節機能への影響や吐き気などの胃腸の症状です。

ミノキシジルよりは副作用が出ても大ごとにはなりにくそうですが、副作用の症状がでていても、体調が悪いとか、胃腸の調子が悪いと思いがちな症状のため、副作用だと気付きにくい可能性はありますね。

効果が見込めるぶん副作用も心配な育毛剤

育毛剤に配合されている成分は、使うのは危険だとまでは言えないけれど副作用の心配がないとも言い切れません。不明なことや疑わしい症状がある場合には、すぐに使用を中断して医師の診断を受けるのが良いでしょう。

まだこれから育毛剤を試してみようと思っている人やどうしても副作用が心配な人なら、男性向けではチャップアップ、女性向けではマイナチュレなどの様に、天然由来の成分だけで無添加を売りにしている商品などもありますから、そういった商品から始めてみるのも良いですね。

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