昔からずっと一緒で大丈夫?シャンプーの選び方

昔からずっと一緒で大丈夫?シャンプーの選び方

シャンプーってどうやって選んでいますか?

家族共有で1種類お風呂場に置いてあるシャンプーを使っているとか、お母さんが買ってきたシャンプーをなんとなくそれぞれで使っているかもしれませんね。こういった場合、ひょっとするとあなたにはそのシャンプーが合っていないのかも!?しれません。

今回はシャンプーの選び方と、その基準となるシャンプーの種類について説明しましょう。

シャンプーにはどんな種類があるの?

シャンプーって、ドラッグストアでもスーパーでも、場合によっては壁一面いっぱいに並んでいることもあるくらいものすごく種類豊富ですよね。シャンプー単独でも日本の市場で取引されている商品数としては1万点以上もあるのだとか。そんなにあったら私たちが迷うのも、シャンプーの選び方がわからなくなるのも納得です。

では、髪質や頭皮に合ったシャンプーを選ぶために、まずはシャンプーのざっくりとした種類を勉強しておきましょう。

ネットなどでよく見かける表現として、「〇〇系シャンプー」という言い方がありますが、これは洗浄力や洗浄成分によって分類されている言い方になります。それぞれの特徴を知っておくと、自分にあったシャンプーを選びやすくなります。

高級アルコール系・または石油系

ラウリル硫酸Naなどの成分が入っているシャンプーのことで、「高級」と名がついているけれど価格は安いという、ある意味不思議なシャンプーです(笑)。

この「高級」の意味は、低級アルコールに対する高級という意味で、単純に分子中の炭素原子の数が多いか少ないかを意味するのだそう。つまり、価格や質の違いではなく、洗浄力の違いです。洗浄力が強いうえに安いので多くの市販シャンプーに使われていますが、強い成分ゆえに皮脂を必要以上にとるので頭皮に悪い影響を与えかねないともいわれています。

特徴:安い・強い洗浄力

アミノ酸系

ココイルグルタミン酸などの成分が入っているシャンプーで、髪の毛と同じアミノ酸成分で洗えるため、髪や頭皮に優しく、栄養を補充してくれると言われています。結果として髪の毛の質も頭皮環境も良くなるのですが、値段はそこそこ高いです。

特徴:高価・髪と同じ成分で優しい

石鹸系

ラウリン酸Naなどの成分が入っているシャンプーで、頭皮と同じく弱酸性に調整されているシャンプーです。頭皮に安全なものだとされていますが、アルカリ性の石鹸とは違うとはいえ、洗い残しやきしみが起こりやすいともいわれています。

特徴:頭皮と同じ弱酸性で安全・きしみやすい

ベタイン系

コカミドプロビルベタインなどの成分が入っているシャンプーで、髪の毛への柔軟効果や保湿力があります。ビート由来のアミノ酸系天然成分なので、頭皮に優しく赤ちゃん用シャンプーとしても使われています。低刺激であるだけに、誰でも安心して使えると近年評判になってきています。アミノ酸系よりは泡立ちが良く、安全性が高いことからも人気が出てきていますが、その分値段も高めです。

特徴:高価・アミノ酸系天然成分で優しく泡立ちが良い

天然系

カゼインなどの天然成分が入っているシャンプーです。天然由来の成分ならなんでも天然系と言われるので、この中にはアミノ酸系として分類できそうなものも混じっています。同様にベタイン系が混じっていることも。天然成分がどの程度入っていれば天然系になるかは微妙でオーガニックシャンプーという言われ方もしていますが、ふわっとした分類なので、他の系統で言われる方が多いかもしれません。

特徴:分類があいまい・天然由来成分全般のもの

グルコシド系

デシルグルコシドなどの成分が入っているシャンプーです。ノニオン界面活性剤と呼ばれる系統で、今までの系統が陰イオンか陽イオンのどちらかに分かれるのに比べると唯一の非イオンです。そのため毛髪などへ吸着することが少なく泡切れが良く、低刺激だとして人気が出てきています。洗浄力が強く、きしみやすいのですが、とにかく低刺激なので安全性は高いです。

特徴:低刺激で優しい・洗浄力が強い・きしみやすい

シリコンとノンシリコンはどっちがいいの?

さて、ここまで〇〇系の分類について説明してきましたが、ハテ?と首をかしげる方もいらっしゃるのではないでしょうか。シャンプーと言えばノンシリコンが良いでしょうというような言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか。でも、「ノンシリコン系シャンプー」という言い方は聞かないですよね。

では「シリコン」という成分を使っているシャンプーは、はたして何系に分類されるのでしょうか。

実は、〇〇系という分け方は洗浄力に関係する界面活性剤の種類や働きで分けられているので、結論としてはどの系統にもシリコンが配合されている可能性があります。というのもシリコンは洗浄成分ではなく、コーティング剤だからです。サラサラと指どおりの良いきしみの少ないシャンプーには、シリコンを含め、何かのコーティング剤が入っていることがあります。

こうしたコーティング剤の中でも、シリコンは「コーティングする=吸着しやすい」という性質があるため、毛穴を詰まらせてしまう心配があります。また、コーティングが剥がれる時に、キューティクルを傷つけやすいと言われています。

そのために悪者扱いをされがちなのですが、最近では揮発性のシリコンもあり、頭皮に残ったとしても揮発するので毛穴詰まりの問題はクリアされています。剥がれるという部分も揮発性なら傷つける心配が少ないと思われます。

ただ、もう一つ問題があり、コーティングする機能が優秀すぎて、他の栄養素なども弾いてしまうのです。つまり、髪の毛をコーティングした時にシャンプーに入っている栄養素や、トリートメント時に髪の毛に浸透させたい栄養素が入ってくれないので、ダメージヘアなどで髪の毛や頭皮に栄養を入れたい人にとってはできるだけノンシリコンを使う方が良いとされているのです。

シャンプーに含まれる成分で頭皮や髪にいい成分と悪い成分とは?

シャンプーは頭皮の状態や髪質で選んで!

シャンプーの選び方で重要なポイントは、頭皮の状態と髪質です。特にダメージもないし細すぎも太すぎもせず、クセもないよという方は、どのシャンプーでも選び放題です。使用感が自分に合っている物を選べば良いのですが、何かしら気になるところがある人は、次のポイントを参考に候補を絞ってみましょう。

カラーやパーマを頻繁にしている人、切れ毛が多い人

アミノ酸系、ベタイン系、天然系などダメージ補修を得意とするシャンプー

髪の毛に栄養分を浸透させやすく、刺激の少ないタイプのものがおすすめです。高級アルコール系や、石鹸系、グルコシド系は避けておくほうが良いでしょう。

頭皮に炎症がある人、フケが多い人

石鹸系、ベタイン系、グルコシド系

アミノ酸系も良いのですが、稀にアミノ酸成分が頭皮に残ってかゆみとして感じるタイプの人がいますので、敏感肌の人は念のため避けておいた方が良いでしょう。頭皮にとって安全性が高く、保湿効果があるものを選ぶと安心です。

髪の毛が細くなってきた人、薄毛の人

アミノ酸系、ベタイン系、グルコシド系などの頭皮に優しい洗浄成分シャンプー

石鹸系も良いのですが、他の系統と比べると若干残りやすい特性がありますので、もし使うのでしたらしっかりとしたすすぎが必須です。エイジングケアや育毛を得意とする成分が入っているとなお良いでしょう。

剛毛でヘアケアしづらい人

天然系

スタイリングし辛い場合は、シリコンなどのコーティングがしっかりあるタイプのものの方が良いかもしれません。基本的にはどの系統でも良いのですが、勢いが良すぎる髪の毛には、しっとりとした保湿成分が多く含まれるタイプのシャンプーを選ぶと良いでしょう。

数あるシャンプーから選ぶのも楽しい作業かも

さて、いかがでしたでしょうか。シャンプーの選び方って奥が深いので、この記事だけではとても網羅しきれません。シャンプー裏面の成分表をじっくり眺めてみても、一般人にはわけがわからないような成分名がずらっと並んでいますよね。それでもちょっとだけここで得た知識が役に立つかもしれません。

成分表示の最初の方に書かれている成分ほど、含有量が多い成分ということになります。その成分の中に洗浄成分だとわかるものがあれば、何系に当たりそうかを見てみましょう。

大抵のシャンプーには、どんな特徴があり、何が得意かが書かれてあることが多いです。ランキングや口コミも活用し、保湿成分が多いのか、天然成分が多いかなどを見極め、自分に合ったものはどれなのかなと興味を持って見ると、案外シャンプー選びも楽しいかもしれませんよ。

シャンプーカテゴリの最新記事